「IBM Global CFO Study 2010」バリューインテグレーターを目指して
The New Value Integratorから始まる調査報告書は
http://www-935.ibm.com/services/jp/cfo/html/cfostudy.html
からダウンロードできるようです。
バリューインテグレータとは?
- 業務効率化とビジネス洞察力を兼ね備えた経理財務部門
- 新たな将来像の現実に向かって着実に進歩を重ねている企業の経理財務部門・CFO
- 業務の効率化を推進すると同時に、優れた洞察力に基づき、社内の至る所で日々浮上する課題あるいはビジネス機会に対応するための提言を行っている経理財務部門・CFO
- 不確実性に巧みに対処している経理財務部門・CFO
調査に使用された指標や尺度
- 収益成長率
- 営業収益、営業外収益、特別利益
- EBITDA(earnings before interest, taxes, depreciation, and amortization の頭字語)
- EBITDA = 税引前利益 + 特別損益 + 支払利息 + 減価償却費(有形固定資産償却費と無形固定資産償却費の合計)
- 2002年のワールドコム破綻の際に、指標としての欠点が問題となった。
- 過剰な設備投資やM&Aによって生じた損失をマイナス要因として取り込むことができないという欠点
- ROIC(投下資本純利益率)
- 企業が事業活動のために投じた資本(IC)に対して、本業でどれだけの利益を出せたか
- ROIC=NOPLAT/投下資本(IC)
- NOPLAT=営業利益*(1−税率)
- 投下資本(IC)=株主資本(純資産)+有利子負債
経理部門の4つのタイプ
バリュー・インテグレーター(業務効率化が高く、ビジネス洞察力も高い)の割合(日本8%、グローバル23%)
スコアキーパー(業務効率化・ビジネス洞察力双方に課題がある)の割合(日本52%、グローバル33%)
効率的な報告者(業務効率化が高いが、ビジネス洞察力に課題がある)の割合(日本36%、グローバル32%)
従来型経営参謀の割合(業務効率化に課題があるが、ビジネス洞察力が高い)
(日本3%、グローバル12%)
- スコアキーパー(業務効率化・ビジネス洞察力双方に課題がある)
- 日本52%、グローバル33%
- データ記録
- 計数管理
- いくつもの「真実」
- 効率的な報告者(業務効率化が高いが、ビジネス洞察力に課題がある)
- 日本36%、グローバル32%
- 経理財務業務にフォーカス
- 情報提供
- 業務分析
- 従来型経営参謀(業務効率化に課題があるが、ビジネス洞察力が高い)
- 日本3%、グローバル12%
- 分析にフォーカス
- 部分最適の実行
- 断片的データ
- バリュー・インテグレーター(業務効率化が高く、ビジネス洞察力も高い)
- 日本8%、グローバル23%
- 業務最適化
- 企業リスク管理
- 経営意思決定