developer's diary

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メモ:「納品」をなくせばうまくいく ~ ソフトウェア業界の"常識"を変えるビジネスモデル

いつ本を出るんだろうと楽しみにしていた本がいつの間にか出ていたので早速amazonで購入して読んでる。

「納品」をなくせばうまくいく ソフトウェア業界の“常識

「納品」をなくせばうまくいく ソフトウェア業界の“常識"を変えるビジネスモデル

まださらっと読んだだけなので、メモだけ書いておこう。

所見:この本は"ソフトウェア開発の常識"が理解できる本。

この本は常識を覆すソフトウェア開発の本なんだけれども、逆にソフトウェア開発に関する常識が伝わった。

アジャイルとウォーターフォールの違いだったり、業界の立ち位置(SaaSとSIer、パッケージベンダ等)も解かり易い。

って普通の書評っぽいものを書いてもつまんない。

というわけで一番この本の好きなところを書いてみる。

脚注。

気合の入った脚注が随所にちりばめられていて、ソフトウェア開発に関する事柄がを理解するきっかけになるので、 個人的にこういう細かい部分がものすごく好きです。 気合入ってる本!って感じるんですよね。

  • 要件定義 (P.15)
  • バッファ (P.21)
  • システムインテグレーター (P.25)
  • 一次請け (P.31)
  • ドキュメント (P.31)
  • 保守性 (P.33)
  • 非機能要件 (P.33)
  • ムーアの法則 (P.33)
  • スタートアップ (P.51)
  • スモールスタート (P.57)
  • 銀の弾丸 (P.75)
  • ユーザー (P.83)
  • マイルストーン (P.105)
  • クラウド (P.111)
  • リーンスタートアップ (P.127)
  • テレビ会議 (P.153)
  • AWS (P.155)
  • Heroku (P.155)
  • 仮想化 (P.157)
  • アジャイル開発 (P.159)
  • PDCAサイクル (P.163)
  • ピータードラッカー (P.195)
  • Java (P.211)
  • ベストエフォード (P.223)

子曰く「事業の目的とは顧客の創造である」

事業の目的とは顧客の創造である By ピーター・ドラッカー

僕はずっと顧客の創造を顧客を増やすことだと勘違いしていたんですが、ドラッカーの言う顧客の創造とは、顧客を豊かにすることなんですよね。 納品のない受託開発は、事業の目的である顧客の創造をキチンとしている。 例え顧客が1人でもその顧客を豊かにできるのであれば、それは事業の目的として正しいことなんだと思います。

欲を言うなら。

この本に対して素直に欲を言うと、索引が欲しかったです。 ソフトウェア開発に関してすごくしっかり書かれている面があるので、索引があればもっと良かったです。

後は、自分が本を選ぶときに、目次、あとがき、索引に目を通すようにしているのもあるかな。

ずっと追いかけときたいテーマ。

納品のない受託開発って個人的にも凄く好きなテーマなので、今後も追っかけてたいテーマ。

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