developer's diary

最近はc#のエントリが多いです

リーダーってなんだろう。

@ITの太田智美さんの記事。

変化するリーダーの資質: あの日、Twitterのくじらが出なかったもう1つの理由(@IT)

なるほどって部分が沢山あったので分解してみる。

このリンクは何か?

今求められるリーダーの資質は、何なのか。について古川氏が登壇した2つのイベントで語られた内容のレポート。

海外雑誌

  • 「Forbes」
  • 「FORTUNE」
  • 「Harvard Business Review」
  • 「Discover」

フォーカスされた人々

フォーカスされた人々の共通点

  • 人々の輪を重んじたり小さなスタートから社会に変革を起こしたりするタイプの人たちがフォーカスされてきている
  • 組織の頂点に立ってあれこれ指図するといったカリスマティックで強力なリーダーシップを発揮する人ではなく、チームとしての生産力を醸成できる人々

東日本大震災の時に、twitterが落ちなかった理由

  • Twitterのエンジニアは日本で起こった地震のニュースを知る
  • Twitterのエンジニアは自分自身の判断で、これら全てをラックに入れ、日本向けのサーバー数を3倍に増やした。
『会社やボスの命令で体を動かすのではなく、
会社や社会のためにどうすればいいかということを判断して体を動かしなさい。
あなたがこの会社に勤めている限り、
自分自身の判断で行動しなさい』

アラン・ケイの言葉

  • アラン・ケイ -> wikipedia

  • 1960年代に「パーソナルコンピュータ」という概念を提唱した方

  • iPadの元祖であるダイナブック (wikipadia)構想を提唱した方
  • 「コンピュータ・リテラシー」という言葉を使い始めた方
未来を予測すると、予測は必ず外れる。
未来は予測するものではなく、自らの手で創るものだ

この記事を分解しながら連想したこと。

エントリの内容は上記の内容だと思います。 リーダに関して他にも関連すると感じたリンクや事柄などを載せてみます。

チームとしての生産力を醸成

なんとなく連想したのはピーター・センゲの「学習する組織」です。

学習する組織を構成する3要素を備えたリーダーなんだろうか?と。

  • 「自らを動かす力」
    • 自らのありたい姿を憧憬し、その実現に向けて研鑽を続ける能力
    • 内発的な動機という「想い」を会社の方向性に重ねる能力
  • 「複雑性を理解する力」
    • システムの全体像を理解する能力
  • 「共創的に対話する力」
    • 個人、チーム、組織に根強く存在する無意識の前提を振り返り、意識しながら共に創造的に考え、話し合う能力

(参考:学習する組織 3つの「柱」|チェンジ・エージェント )

変化の理由について思う事

  • (過去)今まではリーダーの一部分しか見れていなかった。
    • カリスマ的なワンマンで稼いでいるという一面
    • 社会全体がウォーターフォールだった。
      • 情報が貴重だった。情報の流通に時間が掛かっていた時代
      • 知っている人が都合の良いように加工して独占的に提供できた時代であった
      • リーダーを見れる部分はメディア経由がほとんど
  • (現在)リーダーの裏側まで覗ける時代になった

    • インターネット(FacebookやTwitter等)によって情報が瞬時に伝わる時代
    • Facebookで検索すると繋がる人や興味なども見えてくる
    • 公開されていない、共有されていないことに対するの疑いの目
  • スペシャリストとスペシャリストとの対話や意見の化合がいつでもどこでも出来る世の中になっている

    • 爆速進化(複利の力が影響している)

他に連想したこと。

セス・ゴーディン:我々がリードする部族(17分25秒)

リーダーのあり方に関して連想しました。この動画1300万回再生されてる。。。

  • 「部族」のアイデア
  • 「部族」は非常に簡単なコンセプトで 5万年前からある
  • 部族は人々をリードしてアイデアと結びつけること
    • 精神的な部族
    • 協会の部族
    • 職場の部族
    • コミュニティの部族
  • インターネットとマスメディアの爆発のおかげで その他世界中の社会で起きている いろいろなことのおかげで 部族はどこにでもできるようになった

  • インターネットは全てをつなぐことで全体を均質化すると思われたが そうでなく興味・関心のサイロ(塔)を作れるようにした (サイロ ->< a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%AD">wikipedia)

↓翻訳の最後の部分引用。

人々をリードするのに許しを得る必要はありません。
しかしもしも必要な場合、こういうことです 彼らも、我々も 次にどこへ向かえばいいのか、あなたが言うのを待っているのです。
だからリーダーに共通していることがあります。
第一に彼らは 現状に挑戦します。
今そこにあるものに挑戦するのです。
第二に彼らは文化を創ります。
合言葉とか、7秒間の握手とか。
あなたが仲間かそうでないかを知る方法です。
彼らは好奇心を持っています。
部族内の好奇心です。
外部者への好奇心です。
彼らは尋ねます。
彼らは人々を他の人たちと結びつけます。
人が何を一番望むか知っていますか? 「いないと寂しい」と思ってもらうことです。
自分がいなくなったその日から、 いなくなったら悲しんでほしいのです。
部族のリーダーはそれができます。
素晴らしいことに、部族のリーダーは皆カリスマ性を持っています。
でも、リーダーになるのにカリスマ性は必要ありません。
リーダーになればカリスマ性ができるのです。
成功したリーダーを研究すれば リードすることでカリスマ性が生まれているのがわかります。
最後に、彼らはコミットします。
彼らは大義にコミットし、部族にコミットします。
そこにいる人たちにコミットします。

最後に全てを削ぎ落とす

結局、セス・ゴーディンのTEDのまとめに繋がると思うのですが。

  • リーダーとはリードする人。
  • カリスマ的なリーダーとは、人よりも飛び抜けてリードする人。

そして、重要なことはカリスマ的なリーダよりも、セス・ゴーディンの言う、部族的なリーダーが互いの部族とともに、コラボレーションすることが、重要なんだと。

そして、部族は大きな組織である必要もない(大きな組織は社内に小さな部族をいくつも抱えているもの)

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