納品のない受託開発は破壊的イノベーション。SIerはイノベーションのジレンマの状態なのか。(メモ)
以前書いたエントリ
「イノベーションのジレンマ ~ 破壊的イノベーションの原則 メモ。」に、
現在進行形の破壊的イノベーションをまとめてて、SIer(システムインテグレーター ⇒wikipedia)に対して納品のない受託開発を追加した。
納品のない受託開発は破壊的イノベーションの集まり
- 開発はHeroku(クラウド)
- 本番環境はスケールアウトする(awsかHeroku)
- 死活監視とかログ保存とかバックアップとかはクラウドサービスにアウトソーシング
- 在宅勤務等どこからでも仕事ができる
- 共通暗号鍵
- 通信速度が速くなった
- インフラがクラウド
- Skypeによる打ち合わせ(テレビ電話って破壊的イノベーションですよね?)
イノベーションのジレンマの定義
大きな企業においては、 規模の大きい既存事業の前に現れる新興の事業や技術は小さく、 魅力なく映るだけでなく、 既存の事業をカニバリズムによって破壊する危険があるため、 新興市場への参入が遅れる傾向にある。
- カニバリズム⇒共食い
SIerが参入しにくい所
- 過去のインフラに対する投資額がデカい。
- 客単価が落とせない。
- 下請け、孫請け、ひ孫請け。
- 見積、納品、検収、請求の流れに投資してる。(ワークフローシステムとか)
- マネジメント体系が出来上がってる
マネジメント不要な納品のない受託開発。 恐らくマネジメントが不要っていう意味ではなくて、 技術革新によって出来ることが増えた現代人は自己マネジメントしていかないといけないってことなんだと思う。
1人で5人分働くってそういうことなんだと思う。 そういう意味ではむしろマネジメントはむしろ重要。