食品流通記録に保存義務
トレーサビリティ関係:農林水産省
- 食品のトレーサビリティとは?
- 食品がどこから来てどこへ行ったかわかるようにするもの
- 効果
- 問題が発生した際、商品を特定した迅速な回収
- 問題が発生した際、問題の発生箇所の速やかな特定
- 問題が発生した際、安全な他の流通ルートを確保し、安定的に供給
- 取り組むには?
- 個々の生産者・食品事業者が、何を、いつ、どこから入荷し、何を、いつ、どこへ出荷したかを記録・保存
- たとえば、伝票の保存や荷受情報の記帳
- 個々の生産者・食品事業者が、何を、いつ、どこから入荷し、何を、いつ、どこへ出荷したかを記録・保存
※あくまで食品の移動を追跡できるようにしておくことであり、そのことで直ちに食品の安全が確保されるものではない
- たとえば仕入れ伝票で必要な項目
- 納品日
- 取引先
- 品名
- 数量
定義
- 食品
- 食品のトレーサビリティ(追跡可能性)
- 内部トレーサビリティ
- 一歩川上(への遡及可能性)
- 一歩川下(への追跡可能性)
- チェーントレーサビリティ
- トレーサビリティシステム
- データ
- 生産(栽培、飼育、養殖、採捕)
- 処理
- 加工
- 製造
- 流通・販売
- プロセス
- 識別
- 識別単位
- ロット
- 識別記号
- 対応づけ
- 不適合
- 食品由来のリスク
- リスク管理
- 分別管理
- 事業者
- 取組主体
管理システムの世界標準
- HACCP:危害要因分析にもとづく、危害要因と必須管理点の特定と監視
- ISO 9001:品質マネジメントシステム −要求事項
- ISO 14001:環境マネジメントシステム −要求事項及び利用の手引
- ISO 22000:食品安全マネジメントシステム −フードチェーンの組織に対する要求事項
電子情報システムを構築する場合の留意点
電子情報システム基本設計実施のための業務分析
- 実施計画における識別単位や識別記号の定義
- 実施計画における識別・対応づけのルール、情報の記録・伝達の様式や方法
- 入荷業務、製造業務、出荷業務
- コンピュータの活用実態(データベース、入出力方式、人材など)
電子情報システム基本設計のための仕様の整理
- データベース仕様
- 入出力仕様
- 外部通信仕様
- システムのハードウェア構成(基本構想書における共同利用型データベースセンターの設置の有無も考慮)
電子情報システム開発を外部に委託する場合に必要な事項
- 電子情報システム開発委託のための準備作業(実施計画の策定を含む)
- 電子情報システム開発委託先の決定
- 電子情報システム開発委託先の管理
情報システムを自前で開発する場合に必要な事項
- 電子情報システムの基本設計
- 実施計画にもとづいて設計を行う
- データのバックアップ方式やセキュリティシステムにも留意する
- 電子情報システムの実施設計
- 情報伝達方法との整合性にも留意する
- 電子情報システムの開発