五つの「発見力」を開発する法 イノベータのDNA
The Innovator's DNA
イノベータに必要な5つのスキル
- 関連づける力(associating)
- 一見無関係に思える疑問や問題、アイデアをうまく結びつける能力(メディチ効果)
- 「創造性とは結びつけること」by スティーブ・ジョブス
- 新たな知識の理解・分類・蓄積を頻繁に繰り返している人たちの脳は、自然に、しかも継続的に、関連性を作りだし、これを蓄積し、また別のものと関連性を見出している
- 質問力(questioning)
- 「なぜか」「なぜだめなのか」「もし〜だったら」を問う
- 逆を考える
- 制約を受け入れる
- 観察力(observing)
- 何かを見つけ、『どうしてそうするのだろう。それはおかしい』と問う
- 現地現物(トヨタ自動車の哲学)みずからの目で繰り返し観察
- 実験力(experimenting)
- 「わたしは失敗したことはない。うまくいかないやり方を一万通り見つけただけである」トーマス・エジソン
- 学習のためにはたくさん失敗してもかまわないという文化。これこそイノベーション文化と普通の企業文化を分かつもの。
- 人脈力(networking)
- テクノロジー・エンターテイメント・デザイン(TED)
- 世界経済フォーラム(通称ダボス会議)
- アスペン・アイデア・フェスティバル
ひたすら実践する
- 毎日15〜30分、自社や業界の現状に疑問を呈する質問を10個書き出してみよう
- 顧客が取り組んでいる「ジョブ」について、丸一日かけてじっくり観察してみよう
- ただし自分がみたことについては、その判断を保留する。(できるかぎり中立な立場で観察する)
- 「自分の予想と違っていたことは何か」を自問する
- 大失敗したイノベーションを写真に撮る
- 「仮説と検証」のマインド・セットを忘れずに取り組んでみる
- 自分の専門分野意外のセミナーや幹部研修プログラムに参加してみる
- 興味のある製品やプロセスを分解してみる
- 社内のあらゆる階層で、小規模な実験が頻繁に実施されるように、これを制度化する方法を考える
- 失敗を通じて学習することの価値を公言することは、イノベーションを重視する文化を築き上げるうえで効果的
think different(アップルのスローガン)では足りない。
考えるだけでは足りない
日頃から他人と違うように行動しなければならない。
コラム
合言葉は「世界を変える」