GOFパターンのカテゴリ
- オブジェクト生成に関するパターン
- プログラムの構造に関するパターン
- オブジェクトの振る舞いに関するパターン
オブジェクト生成に関するパターン
パターン名 | 目的 |
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Abstract Factory | 互いに関連したり依存し合うオブジェクト郡を、その具象クラスを明確にせず生成するためのインターフェースを提供する。 |
Builder | 複合オブジェクトについて、その作成過程を表現形式に依存しないものにすることにより、同じ作成過程で異なる表現形式のオブジェクトを生成できるようにする。 |
Factory Method | オブジェクトを生成するときのインターフェースだけを規定して、実際にどのクラスをインスタンス化するかはサブクラスが決めるようにする。Factory Methodパターンは、インスタンス化をサブクラスに任せる。 |
Prototype | 生成すべきオブジェクトの種類を原型となるインスタンスを使って明確にし、それをコピーすることで新たなオブジェクトの生成を行う。 |
Singleton | あるクラスに対してインスタンスが1つしか存在しないことを保証し、それにアクセスするためのグローバルな方法を提供する。 |
プログラムの構造に関するパターン
パターン名 | 目的 |
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Adapter | あるクラスのインターフェースを、クライアントが求める他のインターフェースへ変換する。Adapterパターンは、インターフェースに互換性のないクラス同士を組み合わせることができるようにする。 |
Bridge | 抽出されたクラスと実装を分離して、それらを独立に変更できるようにする。 |
Composite | 部分−全体階層を表現するために、オブジェクトを木構造に組み立てる。Compositeパターンにより、クライアントは、個々のオブジェクトとオブジェクトを合成したものを一様に扱うことができるようになる。 |
Decorator | オブジェクトに責任を動的に追加する。Decoratorパターンは、サブクラス化よりも柔軟な機能拡張方法を提供する。 |
Facade | サブシステム内に存在する複数のインターフェースに1つの統一インターフェースを与える。Facadeパターンはサブシステムの利用を容易にするための高レベルインターフェースを定義する。 |
Flyweight | 多数の細かいオブジェクトを効率よくサポートするために共有を利用する。 |
Proxy | あるオブジェクトへのアクセスを制御するために、そのオブジェクトの代理、または入れ物を提供する。 |
オブジェクトの振る舞いに関するパターン
パターン名 | 目的 |
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Chain of Responsibility | 1つ以上のオブジェクトに要求を処理する機械を与えることにより、要求を送信するオブジェクトと受信するオブジェクトの結合を避ける。受信する複数のオブジェクトをチェーン状につなぎ、あるオブジェクトがその要求を処理するまで、そのチェーンに沿って要求を渡していく |
Command | 要求をオブジェクトとしてカプセル化することによって、異なる要求や、要求からなるキューやログにより、クライアントをパラメータ化する。また、取り消し可能なオペレーションをサポートする。 |
Interpreter | 言語に対して、文法表現と、それを使用して文を解釈するインタプリタを一緒に定義する。 |
Iterator | 集約オブジェクトが基にある内部表現を公開せずに、その要素順にアクセスする方法を提供する。 |
Mediator | オブジェクト郡の相互作用をカプセル化するオブジェクトを定義する。Mediatorパターンは、オブジェクト同士がお互いに明示的に参照しあうことがないようにして、結合度を低めることを促進する。それによりオブジェクトの相互作用を独立に変えることができるようになる。 |
Memento | カプセル化を破壊せずに、オブジェクトの内部状態を捉えて外面化しておき、オブジェクトを後にこの状態に戻すことができるようにする。 |
Observer | あるオブジェクトが状態を変えたときに、それに依存するすべてのオブジェクトに自動的にそのことが知らされ、また、それらが更新されるように、オブジェクト間に一対多の依存関係を定義する。 |
State | オブジェクトの内部状態が変化したときに、オブジェクトが振る舞いを変えるようにする。クラス内では振る舞いの変化を記述せず、状態を表すオブジェクトを導入することでこれを実現する。 |
Template Method | 1つのオペレーションにアルゴリズムのスケルトンを定義しておき、その中のいくつかのステップについては、サブクラスでの定義に任せる事にする。Template Methodパターンでは、アルゴリズムの構造を変えずに、アルゴリズムの中にあるステップをサブクラスで定義する。 |
Visitor | あるオブジェクトを構造上の要素で実行されるオペレーションを表現する。Visitorパターンにより、オペレーションを加えるオブジェクトのクラスに変更を加えずに、新しいオペレーションを定義することができるようになる。 |